2015年(平成27年2月20日) 津山圏域資源循環施設組合議会 ―新クリーンセンターに関する最後の議会報告となります― ★組合議会議長→西野修平、事務局長→山田英敏(勝央町からの派遣)、そして質問に立つのは私です。 |
まずは、予算や条例の整備など提案から ★宮地管理者が、平成27年度当初予算、平成26年度補正予算のがいよう、と、いよいよ新クリーンセンターの稼働、運転管理にともなう各種「条例」の整備などについての提案理由の説明をしました。 |
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次に当初予算と補正予算の内容の説明 ★続いて、大下副管理者からは、議案7号平成27年度資源循環施設組合当初予算約32億4千万円、と、平成26年度補正予算約1億2千万円の具体的な事業などの内容の説明が行われました。 |
★津山市議会の議場ですから、28人は椅子がありますが、資源循環施設組合議会は16人の議員です。空白の席が目立ちますが、議会全体の様子を議員の席から当局側の写したものです。向かって右は副管理者席(関係する町の町長さん、その後ろが資源組合議会事務局、そして、真ん中が議長席で、議会事務局長、右が管理者と津山の副管理者、そして、組合の事務局のメンバーが座ります。 |
質問通告は、私が一人でした。 ★質問の要領は、津山市議会ほぼ、同じで、一人30分の質問時間です。総括質問か、一問一答かは、質問する議員が通告して決まります。今回は、「最後の議会」という意味もあり、質問通告は、「クリーンセンターの課題 @過去の総括 A残された課題」の2つを通告しました。最初は、登壇して質問します。これも、津山市議会と同じです。 |
ゴミ処理施設の建設の経過から質問でした 質問 → 今回は、資源組合でいいますと、平成20年11月22日に第1回の津山・英田圏域衛生施設準備組合議会が招集されていますから、あれから7年経過しました。そして、津山市議の任期でいいますと最後になり、私自身にとっては、44年の節目の議会ですから、色々の思いを持っていまして、今回は「総括質問」とします。 圏域全体の皆さんには、直接関係がありませんが、ゴミ処理施設の建設予定地の遍歴をみてみますと、昭和63年〜平成7年まで津山市綾部地域、平成7年〜平成10年までが田邑・一宮地域へ、平成10年〜平成12年に南横山地域へと変化しますが、この南横山地域から、「広域処理」という位置づけになります。その後、平成12年に、高尾地域へと移りまして、再び綾部地域が浮かび上がったのが、平成14年でした、平成18年の桑山市長誕生までが2回目の綾部地域という事になります。
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★この経過の中で、1回目の「綾部地域」「田邑地域」と2回目の「綾部地域」に、反対運動として関わってきました、高尾地域は、比較的無関係という立場でした、そして、南横山は、色んな経過があり、私が「推薦した地域」でした。このような、経過から、「反対運動の専門官」のような「いわれのない言い方」もされましたが、間違いなく、南横山は、わたしが「推薦して検討してもらった地域」なんです、決して、何でも「反対してきた」わけでも、なんでも反対したわけでもありません。 現在の、領家地域も、初期の段階では、「地域に反対という意見がない」という事態の中で、「賛成する」という立場を持っていました。しかし、私たちの知らないところで「反対住民」が生まれ、鏡野町側は、「反対の署名」などがとられ、 鏡野町独自に当初から地域ぐるみで「反対」がありましたが、「日本共産党議員には相談してはならない」と、きついお達しのようなものが出され、内々で「反対の声」が上がっていたのは、後々に私が知りえたことでした。 このような、経過の中での、私の関わり合いです。この間、20年の経過があったという事です。 |
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平成22年3月から桑山管理者の時代です。資源循環施設組合で言いますと、組合設立が、平成21年4月1日でしたから、正式な組合管理者は、わずか11カ月と少し、1年足らずです。 桑山市長、ブロック協議会会長は、平成18年3月19日から会長です。それまでは、中尾市長が津山ブロックごみ処理広域化対策協議会の会長でした。(ブロック協議会は、平成10年12月24日に設立され、中尾さんの時代は、「津山市綾部地域」に2度目の予定地となりますが、「広域ごみ処理センターを建設する」と決めていました。 広域行政とは、関係なく、中尾さんは、「アルネビル建設問題」で市民のリコール運動で、退陣を余儀なくし、失職、これに代わって、桑山さんが市長になり、一つの期待感をもたれました。 桑山政治は、政治手法が大きく「疑われる」という事となり、市長当選の「最大の課題であったアルネ問題の解決は全然なしで、税の投入をとめられなかった」など、ことごとく、市民の期待を「裏切り続けてきた」と言わなくてはなりません。その政治手法の一つとして、浮かび上がったのが、「いわゆる公募方式で建設予定地を決める」という手法でした。 公募方式は、幾つかの「問題点」というか「弱点」が当初から指摘されましたが、何よりも、明確に「綾部を断念する」という決定的な「結論」を見ることなく、なしくずしてきに「公募」という大義名分の影に、かくしてしまいました。 領家の建設予定地には、産廃・土壌汚染・公募の書類間違い・市長選挙直前に「土地買収」をして、いわゆる「食い逃げ」現象まで起こしました。そして、対話の「た」の字もなかった政治です、領家の人たちが起こしていた「廃棄物施設建設差止訴訟」の取り下げ、もし、現場にブルが入ったら、ブルの前に座り込むとまで言われていた人たちの心が、話し合いを「拒否」した桑山時代です。 桑山時代が継続していたら・・・・そら恐ろしい事態に・・・ こうした政治の在り方が、もし、継続していたら、はたして、領家での事業推進が「うまくいった」のかと思えば、そら恐ろしい感じがし、一層、私が「悪く言われる時代」が続いていたかもしれません。当時の副管理者の皆さんや幹部職員との対話のなかで、「この人が管理者を続ける限り、工事の実施は無理と思える」と嘆いたことがあります、が、そんなことを思い出します。
市長選挙、私が議員になって40年、一票入れた人が初めて市長に当選した。これで、宮地さんですが市長に当選、組合の管理者になったわけです。 そこで、管理者にお尋ねしますが、この間の「ありかた」を今振り返ってどう思われますか。特に、選挙直前に土地を購入した前任者の「政治手法」などについて管理者の見解をお尋ねいたします。 ★★登壇の質問は、事務局長・次長らへの質問まで続いて行われましたが、画面構成上、この質問への答弁をここで挿入します。繰り上げての画面と理解ください。★★ |
宮地管理者答弁→職員としてクリン建設にかかわりを 私は、平成7年当時に田邑・一宮に建設予定地の時に、職員としてクリーンセンター建設事務室に勤務をしていました。その時に、ごみの、クリーンセンターの進め方、市長の態度を見て、結論から言いますと、やはり、クリーンセンターは迷惑施設だと。 |
そのなかでは、市長が率先をして地元の住民の方と、真摯に膝を交えて話しをする。このことが一番重要であると、このように認識をいたしておったところでございます。ちょっと前段に申し上げたんですけれども、実は私が、管理者に就任するまでの間の「ありかた」を今、振り返ってどう思うか。 特に、選挙直前に土地を購入した前任者の「政治手法」などについてのお尋ねでございます。 そのことによりまして、一定と言いますか、これは非常に私も心に何んとはなしに引っ掛かっておるんですけども、一定のご理解をいただいたと。こういうことでございまして、事業に着手をし、今日に至ったと、このように思っておるところでございます。また、新クリーンセンターの建設用地の購入につきましては、私自身が、市長選挙に立候補する際に、報道関係者の皆さま方に、この土地の取得についてはどういうふうに考えておられるのかと、このような質問がありました時に、まあ近々選挙があるのだから、その選挙で審判を受けた方が、当然そういったことについては考えるべきだと、このことをはっきり申したところでございます。しかしながら、その2日後にですね、土地が購入されたということでございまして、今から考えてみますとね、やはり、市長選挙において、「土地は取得した。」とこういったことをね、市民の皆さまにはっきり訴えたかったのかなあとこのように思っておるところでございますけれども、当時、非常に私は残念な思いがしたと、こういうことでございます。 |
工事着手から今日の経過は、? そして、宮地市長として、「領家決定までの検証」を行い、田口理事という人の知恵も含めて、いくつかの「領家決定への総括」を行い、これを、組合としては、後追いで承認をするとしました。私達から見てみますと「検証の結果論」が全て納得いくものではありませんでしたが、それなりに評価はできるものもありました。 |
宮地市長として、「領家決定までの検証」を行い、田口理事という人の知恵も含めて、いくつかの「領家決定への総括」を行い、これを、組合としては、後追いで承認をするとしました。私達から見てみますと「検証の結果論」が全て納得いくものではありませんでしたが、それなりに評価はできるものもありました。 宮地管理者の重大な決意と私の立場! 検証の結果として、「土地を新しく買い替えは困難、土地を購入されている現実から、領家でやる以外にない」と、新たな決意に宮地管理者が立つ。その経過の中で、「再考を求める住民の会」と私、末永、選挙で応援してもらった経過などなど・・・苦渋の選択ではあったが、私たちの側も、今、初めて公にすることですれども、「可能な限り、住民の会の意向に沿った施設づくり」などの話し合いがしばらく続き、反対ののろしは下げないが、「領家で、宮地がやるという事ではやむをえない。」と、この立場が生まれたのがこのころです。これも日常会話のことですけれども、当時の議会関係者が、「本当に宮地の検証でやれるのか。これからどうなるのか。」と真剣に問いかけられました。対話がありました。「もうすぐ宮地が決断をする。色々と困難はあっても、やるという方針がでるだろう。」と、話したことも思い出します。こうした経過で、工事に着手し今日を迎えたわけです。こうした経過について、宮地管理者、どう理解されますか。二つ目でお尋ねします。 |
答弁→が管理者に就任しましたときの新クリーンセンター建設事業については、先ほど申し上げましたように、土地の購入はなされておりましたけれども、密約と批判された覚書の見直し、係属中の金員支出差止等請求訴訟、再考を求める住民の会との調整など、解決を図らなければならない課題が山積を致しておりました。計画どおり進められる状況ではございませんでした。 |
そのため、私は、津山市長として、解決すべき課題を明らかにすべく、これまでの事業め方について、7項目に渡る検証を行い、公募申請の誤りなど、これまでの取り組みについての問題点を明らかにしたところでございます。その結果、十分反省しなければならないということがわかりまして、今後の取り組みについて改めるべきについては改める。必要な修正を行いながら、領家地区での円滑な事業推進を図るべきだと、このように判断をいたしたところでございます 現在、平成27年12月の施設稼働に向けて建設工事が進んでおりますのも、当時、山積していた課題の解決に努めるなど、私なりに本事業へ真摯に取り組んだ結果であると、このように確信しておるところでございます。また、課題が山積していた当時の状況下、急務であるというだけで、事業を進めることは、返って事業の中断、遅延の可能性を含んでおり、施設の建設及び運営を円滑に進めていくために、地域の皆様方のご理解をいただくことに努めた期間は、本事業を進めるために必要な期間だったとも考えておるところでございます。一言で言いますと、「急がば回れ」と言いますか、そういった思いがしたところでございます。 |
敦賀市から訴えられた事件、どうするか? 大下副管理者をはじめ、全ての副管理者にお聞きしますが、福井の敦賀市から、「津山圏域東部衛生組合」が訴えられた事件です。先日、福井地方裁判所で公判があって傍聴に行きました。敦賀市内にあるキンキクリーン株式会社の廃棄物処分場跡地も見てきました。「ごみの焼却のみ引き継ぐと。あとは引き継がない。」とこういう答弁が先にあったところですが、さて、やっぱり、本当に関係がないことで、事が収まるのかどうか。ここでもういっぺん気になることとしてお尋ねいたします。 ※大下副管理者に、「被告・東部組合」が、やがて解散してしまえば無くなる訳です。さて、本当に、裁判上だけですが、「解散」して逃げるという表現は良くありませんが、無事に解散できますか。どこにその保証があるか答えてください。そして、「解散の手続き」と言う点では、東部組合だけでなくて、西部組合も、津山の事業所も当然そうなっていく運命になると思いますが、そこで、各町から出ておられる副管理者さんにお尋ねします。 ※津山市と奈義町と勝央町の「首長」としての副管理者、その手続きにやがて入るだろうと思いますが、いやが上にも、この敦賀市から訴えられた事件、解散議案の提出などと複雑に絡んできます。微妙に立場が違うとも言われますが、奈義町の場合は、東部組合では管理者になっておられるわけです。選挙が終わってすぐここで答弁ということは、なかなか難しいかもしれませんから、あえて勝央町の解散手続きと東部組合との解散手続きをどう考えられているかをお尋ねします。 ※西部組合としては、鏡野町と美咲町が関係するわけですが、すみません。それぞれの町での手続き、鏡野町側、美咲町側の副管理者にどう手続きを執られますか、お尋ねして登壇での質問を終わります。 ★質問は、副管理者への質問が登壇の最後でしたが、答弁は、二人目でした、そして、事務局の答弁へと続きましたから、質問も、答弁に合わせて、順番を変えました、悪しからずです。★ |
★津山市副市長 大下 順正 副管理者答弁 敦賀市に訴えられ無事に解散できる保証があるのか。こういったお尋ねでございます。 |
★勝央町町長 水嶋 淳治副管理者答弁 東部衛生の副管理者もしております勝央町の水嶋です。勝央町での解散決議と組合での解散手続きは、解散議案の議会提出に際しましては、敦賀市訴訟の事務をどこが、どのような形で引き継ぐのか明らかにしておく必要があります。 |
★鏡野町町長 山崎 親男副管理者答弁 西部衛生組合の解散についてのお尋ねであります。当町での解散決議と組合での解散手続きをどのように執り行うかというふうなお尋ねであります。組合の解散手続きといたしましては、各市町の議会議決を要することとなっておると。そういうことから、組合におきましては解散計画を作成をいたしまして、鏡野町、本町の議会におきまして解散計画の承認を得てまいりたいとこのように思います。以上です。 |
★美咲町町長 定本 一友副管理者答弁 失礼いたします。西部組合の解散につきまして、美咲町での解散決議と組合での解散手続きをどのように執っていくのかというお尋ねでございます。 |
末永→資源組合の事務局幹部に質問→本当に、12月稼働大丈夫か? 今議会に提案されています議案7号「平成27年度当初予算」、議案9号の組合職員の再任用条例など、いくつかの課題で、事務局長、次長などに質問いたします。 12月の稼働時期を一つの目安として本格的な処理姿勢となっていくわけです。組合事務所も、現在の久米支所内から、現地、領家地内の管理棟に入っていく、こういう事になるのだろうと思いますが、さて、局長、平成27年12月稼働は間違いないんでしょうか。お答えください。 平井次長にお尋ねしますが、12月稼働後に「残る」と言われる、最終的な「周辺整備事業」「景観整備事業」と、12月までに行われる、「造成事業」などどうなりますか。達成率などを教えてください。 河島次長にお尋ねしますが、熱回収施設と管理棟などの現在の到達度と今後の見通しをお答えください。ここが正式に12月までに、概ね「工事が終わる」という事にならないと稼働は無理。こういうことになってきます。 そして、甲田 次長にお尋ねしますが、来年度、特に、新しい管理棟に入る時期と人事の体制を、現在の「資源組合」、「津山市環境事業所」と「東部」と「西部」の組合、これらの職員との関係をどう整理するか答えてください。 |
※上田輝昭組合事務局長答弁 平成27年12月稼働は、間違いなくできるかということですが、現在、本体施設であります熱回収施設・リサイクル施設建設工事、最終処分場建築工事、リサイクルプラザを併設いたします管理棟建築工事等を鋭意進めております。 |
※平井清治組合事務局次長答弁 組合が行う敷地などの整備事業は、道路、上下水道などを含む敷地造成事業、植栽などの敷地景観の美化を行う修景整備事業、調整池下流の水路整備、調整池を管理するための管理用道路などを整備する周辺整備事業などに分けることができます。 このうち、施設の稼動に欠かせない敷地造成事業は、12月までに整備する計画ですが、修景整備、周辺整備事業については、平成27年度末を目指して整備をする計画でございます。 |
※河島邦生組合事務局次長答弁 熱回収施設・リサイクル施設の進捗状況は、全体で18%、土木建築工事部が40.3%、プラント工事部が3.8%です。最終処分場工事の進捗率は18%の工事進捗率、管理棟工事は10%の進捗率です。どの工事も、本年12月の施設稼働に向け、ほぼ工程通りの進捗率となっています。熱回収施設・リサイクル施設は、10月には建屋が完成し、完了検査に合格後、試運転を開始し、11月中には、1号炉から順に実際にごみの焼却運転を開始する予定でございます。以上でございます。 |
※甲田勉組合事務局次長答弁 管理棟は、10月末に完成する予定です。その後、現在、津山市久米支所あります組合事務所を管理棟内に移転します。移転の時期といたしましては、11月の中旬の予定です。 津山圏域資源循環施設組合は、廃棄物処理施設の設置及び管理運営並びにこれに附帯する事務を行います。廃棄物の収集運搬は市町がおこないます。稼働後は、資源組合には、管理運営事務を行う職員を配置いたしまして、市町には収集運搬に関する事務を行う職員が必要になります。 |
クリーンセンターの稼働に伴いまして、東部組合並びに西部組合の業務は、資源組合と市町との業務になりますので、両組合は解散の手続きをすることになります。 なお、資源組合におきましては、職員は、今までどおり、構成市町からの派遣で対応する予定でございますが、クリーンセンター施設を円滑に運営するために、廃棄物処理に関する行政知識と経験を有しまして、地域の状況に精通した職員を必要としております。現在、東部組合並びに西部組合で雇用しております各1名の職員を雇用する方向で検討しておるところでございます。以上でございます。 |
★これで登壇での質問と答弁は終わりまして、再質問、再々質問、そして、最後の質問へとなります。質問持ち時間は、30分間です、ここまでの質問時間が約12分かかりました、少し、長い質問になり過ぎかな、残り時間がもう少しほしい名の登壇質問でした。 途中書きましたが、質問の順序が少し違っていることを重ねて付記しておきます。 続きは、また、お知らせします。 |
ようこそ番目